![]() | Vフォー・ヴェンデッタ [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21 by G-Tools |
製作年:2005年
製作国:イギリス・アメリカ・ドイツ
原題:V for Vendetta
時間:132分
監督:ジェイムズ・マクティーグ
独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、街角で危険に見舞われたところをV(ヒューゴ・ウィーヴィング)と名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
私はこれ予想外に面白く見ましたよ! 公開時にテレビで流れていたCMの印象やDVDのパッケージのイメージから、もっとアクションてんこ盛りでゴリゴリのSFだと思っていたんですが、実際は政治的皮肉と批判を注ぎ込んだメッセージ色の強いドラマでした。ノリと勢いはあるけどストーリーは意外と地味というか硬い。仮面をつけた謎の男と、巻き込まれる形で次第に彼に協力するようになる若い女性の反政府活動が描かれています。ディストピアものとしてもいい感じ。
イギリスで今でもガイ・フォークス・デーという行事として残っている議事堂爆破未遂事件と、その実行犯であるガイ・フォークスという人物を知っているかどうかで、見方も感じ方も変わると思います。未見の人は「ガイ・フォークス=反体制の象徴、抵抗の象徴」ということを念頭に置いて見ることをオススメします。
第三次世界大戦後に独裁者が支配するファシズム国家になったイギリス。世界は荒廃し、アメリカはイギリスの植民地となっています。大英帝国再びか!なんて思う間もなく、冒頭からイギリス国民もその独裁政権に苦しめられている様子が出てきます。圧政、国家の不正、弾圧etc... それに抵抗せずにいていいのか!立てよ市民!とばかりに謎の男Vは電波ジャックをしたテレビで呼びかけます。あとはラストまでずっと反政府活動。しかしその中に、「Vとは何者なのか」というもうひとつのストーリーが平行して語られます。見ているうちに彼の過去がわかり、うっすらとイヴィーとの関係も察せられるのですが、彼はあくまでも「抵抗の象徴」であり「信念」を体現するキャラであります。
終盤、敵方にバンバン撃ちまくられたVが敵に「なぜ倒れない」と問われて返す言葉がこの映画のすべてを表しているように思います。曰く、「この仮面の下には信念があるからだ。信念は決して倒れない」 か、カッコイイ……。
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